「心配かけてすいません。これからもよろしくお願いします!」


私は関係者の人達に頭を下げる。


「頭上げて。私達もこれからよろしくね」

「はい!」


嬉しくて涙が出そう。


「まぁ俺のおかげで蜜子は元通りになったんだし何かお礼してもらわないとなぁ」

恋くんはニヤっと笑って言う。


「蜜子ちゃん、笑えなくなったんだったね…。多分それはプレッシャーとか緊張とか不安によるものだと思うの…。私もモデルの頃、よくなったわ」


南さんはめがねをクイッとあげて苦笑いをした。


…そ、そうだったんだ。

私、結構緊張してたから…。