「桜ってあの有名な?」

「超すごいじゃん…」

「うっわ~あの子達『桜』を敵に回すとか…やばいくない?」


そんなにすごいの?
『桜』って…。


「…い、行こ!」

女の子達は顔をひきつらせて会議室から出て行ってしまった。


嵐が去ったようだ。


「あ、あの「うわ~本物の蜜子ちゃんや~。ごっつかわええなぁ」」


私のこと知ってるのはなぜーーーっ!!

ていうか抱きつかれてるのはなぜーーーっ!!


尋常じゃない強さで抱きしめられてる私。