同じ事務所じゃないはず。
いる所見たことないし。

じゃあ何でここに?ってなるよね…。



「まぁ…いっか。一応、持っておこう」

私は定期券をカバンにしまった。


でも困らないかな?
これがなかったら家に帰れないんじゃ…。


だからといって探すのもめんどくさいしまぁいいや。


ガチャッ


「それ、俺のなんだけど」


聞き覚えのない声にビクッと反応してしまう。


声のする方へ振り向くと


そこにはこの世のものとは思えないほどの人間が立っていた。