「…ありがと」 「へっ?」 「さっきお前がアルスの関係者に言ってたの聞いてさ。…別に盗み聞きとかじゃねーよ?」 恋くんはそう言いながら両手で顔を覆った。 「俺、お前のおかげでやる気出た。俺は俺らしく女装でも何でもしてやる。誰もが俺を撮りたがるように」 恋くんの目はキラキラ輝いていた。 「うん!」 「つーことで足引っ張んな、くそガキ」 ついでに恋くんって結構な毒舌王です。