「でも顔に傷がなくてほんと良かったね」 「うん」 そうなんだけど傷よりも心が痛い。 女の子に囲まれていじめられるのは別にいい。 なんとなく慣れてるし。 「恋くんのこと気になるんでしょ~」 シュンくんは私の心の中に入り込む。 全て見透かしてる。 「全然っ!」 なんて言ってみるけどほんとは恋くんのことが気になってしょうがない。