『な、何か怖いよ。…い、行こ…っ!』 怖いってひどっ! お化けじゃないんだから。 「顔には傷ないね。はぁ良かった」 「二人とも、ごめんね。心配かけて」 「俺こそごめん。こんなことになってるなんて気づかなくて」 教室に行っておいて良かった。 寧々ちゃんに感謝だ。 「ううん。私が騙されてるってことに気づかなかったから…」 蜜子ちゃんは「えへへ」と笑った。