体育館裏につくと数人の女の子が仁王立ちしていた。 『超うざい!』 『まじ消えて~?』 「蜜子ちゃん!」 「蜜子っ!」 俺と寧々ちゃんはそんな集団をかきわけて蜜子ちゃんに駆け寄る。 「シュンくん?寧々ちゃん?」 蜜子ちゃんはびっくりしたような顔をしている。 「大丈夫?けがない?」 「う、うん。大丈夫」 寧々ちゃんはしゃがみこんでいる蜜子ちゃんを支えた。