今の事務所はやめたくない。

だって私の人生を変えてくれた場所だから。


だけど一番やめたくない理由。
それは…恋くんの存在。


恋くんが声をかけてくれなかったら今の私はいないと思う。

貴重な体験をさせてくれた。



「こんなところでサボりですか?蜜子さん」

聞き覚えのある声に振り向くとそこにいたのはルミさん。


……何で学校に?