「恋くんに先に謝っておく。…蜜子ちゃんにキスしました。ごめんなさい」 「……」 意味不明で言葉も出ない。 「俺、何もかもが完璧な恋くんをボロボロにしたかったんだ。もうめちゃくちゃに崩れちゃえって」 シュンは目線を上にして話始めた。 「恋くんの大事なものを奪えば崩れちゃうんじゃないかって思った。だから蜜子ちゃんに近づき汚してしまおうと思ったんだ」 「お前「でも無理だった」 俺の言葉をさえぎり力強く言った。