「まじ…息、出来ない…」 俺は学校の門にもたれて息を整える。 『あれ?恋くんじゃない?』 『ほんとだ!きゃ~かっこよすぎ~!』 うっせぇよ、おばさん。 高等部の女子軍団が門にもたれる俺を見てきゃーきゃー言っている。 だから嫌なんだよ。 高等部がある学校は。 色々とめんどうだし、うるさいし、サインだのサービスだの…。 俺はアイドルじゃねーって感じ。