「でさ、俺考えたの」 そう言って顔を近づけてくるシュンくん。 そして一言、耳元で囁いた。 “俺に襲われてよ” 何のことかイマイチわからなかったけどシュンくんの心の中に闇があるってことだけわかった。 「そうすれば恋くんは崩れる。…きっとボロボロになっちゃうね」 「れ、恋くんは崩れない!絶対にボロボロになんかならない!」 「そうかな~?なると思うんだけど」 楽しそうに私を見る彼が怖いと思った。