「マスター、田中さんたちの所にスペシャルブレンド二つお願いします」
急に大志くんが横からヌッと出てきてビックリしてしまう。
大志くんは私の真横から、カウンターに手をついて前のめりにマスターを見ていた。
肘まで巻くられたシャツから出ている腕がスッとして綺麗で、思わず見つめてしまう。
「実句さん、腕フェチ……?」
「ちがっ」
急に声が降ってきたので、慌てて上を見ると、大志くんが意外に近い距離で私の顔を覗いていた。
すぐ目の前の大きな瞳に、ドキリとしてしまう……。
「……」
大志くんが何か言いかけるように口を開き、すぐ閉じてしまった。
「どうしたの?」
「何でもないです」
ニッコリと笑う大志くん。営業スマイルだ。
急に大志くんが横からヌッと出てきてビックリしてしまう。
大志くんは私の真横から、カウンターに手をついて前のめりにマスターを見ていた。
肘まで巻くられたシャツから出ている腕がスッとして綺麗で、思わず見つめてしまう。
「実句さん、腕フェチ……?」
「ちがっ」
急に声が降ってきたので、慌てて上を見ると、大志くんが意外に近い距離で私の顔を覗いていた。
すぐ目の前の大きな瞳に、ドキリとしてしまう……。
「……」
大志くんが何か言いかけるように口を開き、すぐ閉じてしまった。
「どうしたの?」
「何でもないです」
ニッコリと笑う大志くん。営業スマイルだ。

