3番目の高度合成数。-年下のキミと-

「実句ちゃん、合コンでも行くの?」


「何か、友達が強引に誘ってきて……。ただの飲み会だって言うんですけど……やっぱ合コンは合コンですよね」


 私に彼氏がいることを知っているマスターに聞くのは気が引けるけど、その分ダメ出ししてくれるなら良いと思った。


「確かに社会人だと、たんなる飲み会の合コンも多いみたいだねぇ。恋人いる人ばっかりだったりね」

 マスターは恋人いる人、のところで私をチラリと見ながら言う。

「まぁ、もし行っても実句ちゃんは過ち起こさないような子だとは信じてるけど。

彼氏が妬いちゃうんじゃない?」



 朋くんが妬く……?

 私のミルクティを飲む手が止まった。