翌日の土曜日は晴天だった。


 試験の申し込み書を送るため、朝から土曜日でも開いている郵便局に向う。


 本当はインターネットでの申し込みもあるけど、封書で出す方が重みがある気がしちゃう。


「速達でお願いします」


 窓口で少し緊張して出すと、局員さんが重さを計っていくらになるか教えてくれた。


「ではお預かりしますね」


 愛想のいい局員さんに、自然と「お願いします」と頭を下げる。




 これで、間に合う。


 試験まで約三ヶ月。



 ……頑張らなくっちゃ!!


 郵便局を出て大きく息を吐いた。


 こういう時は青空まで味方してくれるような気になっちゃうから不思議だ。



「……さて」



 このまま『cube』に向おう。


 そして、ちゃんと出したよって、大志くんに報告するんだ。