3番目の高度合成数。-年下のキミと-


「えーっと、二学期始まる直前。もしくは二学期始まってからだったような」


 正直にそう答えると、大志くんはニッコリ笑った。


「ですよね。

実句さん、夏休み終わる頃って、絶対遊んでくれなかったですもんね」


 そ、そうでしたっけ……?


「実句さんって放っておいたら、試験受けるのも後回しにしちゃいそうな気がしますけど?」

「うっ……」

 言葉に詰まる。


 そうかも……。

 勉強はしても、まだまだと先延ばしにしちゃうかも。



 高校生相手に何も言えなくなって、俯いてしまった。

 情けない~……。



「だから、申し込んじゃって、目標決めちゃいましょう」


「はい……」


 何も言い返せません。