「あぁ、ここですね……」
大志くんは全く気にした様子もなくノートに図解を書きはじめた。
サラサラ~っと。
「これがこうなって……」
説明も付け加わると、それはとても分かりやすくて、思わず感嘆の声が漏れる。
「すごいねぇ……」
うっかり普通に声を出してしまい、慌てて口を閉じた。
大志くんは優しい目をしながら、シーッと唇に人差し指を当てている。
何だか恥ずかしくなって俯いてしまった。
「……可愛い……」
――!?
ビックリして見ると、大志くんもハッとしたように口元に手をやる。
「……トイレ行ってきます」
大志くんはそう小さな声で告げると、顔を伏せたまま出て行ってしまった。
大志くんは全く気にした様子もなくノートに図解を書きはじめた。
サラサラ~っと。
「これがこうなって……」
説明も付け加わると、それはとても分かりやすくて、思わず感嘆の声が漏れる。
「すごいねぇ……」
うっかり普通に声を出してしまい、慌てて口を閉じた。
大志くんは優しい目をしながら、シーッと唇に人差し指を当てている。
何だか恥ずかしくなって俯いてしまった。
「……可愛い……」
――!?
ビックリして見ると、大志くんもハッとしたように口元に手をやる。
「……トイレ行ってきます」
大志くんはそう小さな声で告げると、顔を伏せたまま出て行ってしまった。

