ところが、そう簡単にはいかないらしい。
最初は順調に読んでいけたけど、分からないものが連発してきた。
う~ん。
チラリと横を見ると、いつからなのか、大志くんがこちらを見ていてビックリしてしまった。
優しい微笑みを浮かべている。
……そんな見守るような顔されたら、不覚にもドキドキしちゃうんですけど……。
「詰まりました?」
大志くんが小声で囁く。
幸い、前後左右の席には人がいないし、聞いてしまおう。
「ちょっとここら辺が……」
私が指差すと、大志くんがこちらに身を乗り出してきた。
大志くんの柔らかそうな髪がすぐ触れそうな距離にある。
……近い……。
こんな静かな場所でこんなに接近すると、さすがに意識しちゃうよ。
最初は順調に読んでいけたけど、分からないものが連発してきた。
う~ん。
チラリと横を見ると、いつからなのか、大志くんがこちらを見ていてビックリしてしまった。
優しい微笑みを浮かべている。
……そんな見守るような顔されたら、不覚にもドキドキしちゃうんですけど……。
「詰まりました?」
大志くんが小声で囁く。
幸い、前後左右の席には人がいないし、聞いてしまおう。
「ちょっとここら辺が……」
私が指差すと、大志くんがこちらに身を乗り出してきた。
大志くんの柔らかそうな髪がすぐ触れそうな距離にある。
……近い……。
こんな静かな場所でこんなに接近すると、さすがに意識しちゃうよ。

