「俺が翼に励まされてるなんて何か逆だ…」


「励ましてなんかないよ。ただ亮君にあたしと同じ思いさせたくなかっただけ…こんな苦しくて辛い思いさせたくないよ…」


こんな思いはあたしだけでいい。


暗くても怖くても大丈夫よ。


必ず…希望の光がどこかにあるって信じたい、闇夜に光が射すことを信じてるから…。


「ごめん、俺帰る」


「あ、うん」



………

「…また、ひとりぼっち…だな…」


もう、期待させないでよ。

会えて嬉しい、でも中途半端なフォローなんていらない。