また空、見に行こうかな。


いつの間にか夜になっていてまた寝転ぶ。


「見―つけたっ!」


「りょ、亮君!なんでいるのっ!?」


ニコニコしながらあたしの横にストンと座った。


「いちゃ悪いのかよっ」


「ううん、別に」


「この前…ごめん。なんか俺、翼のこと傷つけたみたいで…ごめん」


傷なんかついてないよ。

元々傷だらけだもん、傷の1つや2つ慣れっこよ。


「亮君は悪くないんだ、全部あたしが悪いの、勝手に帰ったのはあたしだし…」