地球の勇者と宇宙戦争

市長:(ある都市の、市長目線で進行していきます)

なんだというのか。

一瞬で隣りの都市が壊滅した。

あの船はなんだ?

やつらの目的は何だ?

全てのシステムは停止してしまって、まるで原始時代に戻ったかのようだ。
空も飛べない我々には、あの空に漂う船には手の出しようがない。

連絡も取れない。今はただ、あの船から逃げることしかできない。

おそらく、そろそろ攻撃を始めるのだろう。

最後と諦めて、私も、家族と一緒にいよう。

、、、、、、、、、、、、、、、、、

ルカ:

炎の剣よ、再び戦う時が来た。

ゆくぞ!

想いに答えて、剣が燃えさかる。

水柱が上がる、その中心から私は浮かび上がる。

あの船か。

それは、遥か彼方、千里眼で捕えたその船めがけて、全速力で飛んでいく。

見えてきた、かなり大きい。

しかし、

切れない大きさじゃない。

超スピードで船に突っ込み、

その勢いで船を、端から端へ一閃した。

その剣の軌跡から激しい炎が吹き上がる。

どうだ?

、、、、、、、、、、、、、、、、

ナタク:

ルカだ。

いきなりやってきて、船を一閃した。

俺一人で戦う計画も、意味のないものになってしまった。

それよりも、あの一閃で、敵の船に、なんのダメージもない。

どういうことだ、ルカの攻撃は分析され、ダメージを受けない装甲にしてあるのか?

「まずい、今は引き返したほうがいい!

ルカ、逃げろっ!!」