地球の勇者と宇宙戦争

ナタク：
クルド星の王「奴らは、おそらく大軍を呼んでくるでしょう。
やられたら、黙っていられない種族です。我々を始末するついでに、
地球の侵略もしようとするはずです。」

ナタク「ついでに思われるほど、地球は舐められているのか？」

クルド星の王「そうです、そんな状態で今まで手をださなかったのは、
宇宙全体を管理する、スターズ星の圧力があったからです。
しかし、スターズ星は、ルリッグ星に滅ぼされてしまいました。
そして、宇宙の均衡が破られたのです。」

ナタク「そういう事か、それで地球は、宇宙全体の恰好の標的に
なっているわけだ。これじゃ、地球の平和なんて守れやしない、
ふざけやがって！いくらルカでも、宇宙全体と戦えるわけない。」

ルカ「つまり、地球を救うには、宇宙を制圧して、スターズ星の代わりを、地球がやるしかない。ということ？」

ルカが、困惑している。

ナタク「そうだろうな、友好的な星もあるかもしれんが、俺達は俺達で、戦うしかなさそうだ。」
ルカ「やるしかないんだね。」

驚いた、ルカは戦う気だ。
どうして？
逃げだしてしまうかと思った。
っ、
ルカには心の声が聞こえてしまうんだった。
ナタク「すまない、ルカ。」

ルカ「大丈夫、私は私の幸せを、守りたいだけ。」

そう言って、ルカは微笑んだ。

ルカは強くなった。