地球の勇者と宇宙戦争

ルカ:

神々は次々に船から飛び出す。
その姿は、悪魔のようである。

ルカ「まさか、2000年も経て、もう一度やられにくるとは、思わなかった。」

神「黙れ、調子にのるなよ。
2000年前に、お前が戦ったのは、ただの調査員、今回お前と戦うのは、全員が戦闘員だ。我々も、まさか本当に、またお前が現われるとは、思っていなかったがな。さっさと、くたばるがいい。」

ずいぶん口の悪い神様だ。

一気に数十体の神に囲まれた。
その全員が私に向って手をかかげる。

その手から白光が、一気にこちら目掛けて飛んでくる、早い。

私は体の周囲にエネルギーを溜めて、白光が当る瞬間、それを解放した。

光と光がぶつかり合う、相殺!

間髪入れず、神は攻撃を仕掛けてきた。
その間隙をついて、

超スピードの突進、いつまでも的になっているわけにはいかない!
神の一体に切りつける。

剣の軌跡に光と炎が迸る!凄まじい、圧倒的な力。
神は真っ二つとなり、光の炎に焼かれて消滅する。


神「く、凄まじい力だ、あれは防げない。しかし、数はこちらが上だ!
下で奴らが戦っている隙に、こっちで超高密度エネルギーを溜めて、奴にぶつけてやる。」


奥の方でかなりのエネルギーが集まってきているのが分かる。
あれで攻撃するつもりか?
しかし、いくらでも現われ出る神々に、今は手一杯で、どうしようもない。

神々の数十体を切り倒した時、周囲を囲んでいた神々がさっと私から離れた。
来たっ!
神々によって塞がれていた視界が開けたその目の前に、私の何倍もある光の玉が迫ってきていた。
ルカ「大きすぎる、逃げられない!」
覚悟を決める、
ルカ「ナタク、きっと大丈夫だよね。」
剣を構える。全力の魔力を剣に送り込む。
そして、その光の玉に、思い切り突き刺した!
どうだ?

瞬間、凄まじい閃光、凄まじい力が、私を押し付ける。
ダメ、だ、抑えきれない!

ドンッ!!

私はその光にのまれた。