京哉はリビングに入ってきた。 「……美愛?どうした?電気まで消して…」 「…あのさっ……」 「ん?」 そんな優しい目で見つめないで。 「………別れよう」 「え…なんで?」 「別に…京哉が悪いんじゃん」 「美愛?」 京哉は後ろからあたしを包む。 「俺、なんかした?」 「したじゃん…離してよっ…」 「嫌だ。理由教えてよ」 「自分で考えなよ…離して」 「理由は?」