どうして…紗雪さんといるの? 腕まで組んで…。 「ふふ…はは……」 なぜか笑みがこぼれる。 それと同時に涙が流れた。 あたし…捨てられたんだ…。 今度こそ…見捨てられた…。 そっかぁ…。 離婚届け…もらおうかな…。 ───────… 夜中の1時過ぎ。 「ただいま」 京哉の声…帰ってきた。 でももう、なにも期待しない。