「お久しぶり…です。」 驚きのあまり、言葉が詰まった。まだ、会う覚悟なんて出来てなかったから…。 「久し振りね。元気だった?」 「はい…。」 前と変わらない笑顔を私に向けてくる。それだけで、何か嬉しかった。 「佐倉さんとは上手くいってる?」 「…はい。」 そう、私は幸せなんだ 帰るべき家があって、私を待っててくれる家族がいる。 たとえ血が繋がってなくても それは変わらない