「離してよ!」 「はぁ?助けてやったのにお礼もなしか?」 やっぱお礼って必要だよな 俺もあんま人のこと言えねぇけど… 「助けてくれてありがとーございました!だから離して下さい!」 「却下。どうせ離したらお前逃げるだろ?」 蜜は諦めたのか、軽く溜め息を吐いてから大人しくなった。 「お前さぁ、何であんなとこいたんだよ?」 「…。」 蜜は俯いた。 けど、俺は容赦なく言葉を続ける。 「アソコ、孤児院だろ?誰か知り合いがいるなら中に入って会ってこれば「やめてっ!」