another spiral


はっ?

「当たり前だろ?学園は20歳までだぜ?
俺だって、もう20歳だし『そしたら、お金はどうなるのよっ!』

母親の叫び声に俺は頭が真っ白になった。

…金?
今、そう言ったのか?

『まさかあなた、家に来るつもりなの?』

慌てたような母親の口調


「っ…!ちょっと待てよ母さ『どうした?』

突然聞こえてきた、知らない男の声

夜中に母親の側に居るってことはーーー


その瞬間、俺の中で何かが弾け飛んだ。