another spiral












午前2時ーー


寮の玄関で、俺はかれこれ30分近く居た。


俺の目の前に佇んでいる公衆電話。この時期のみ、卒業予定者は外の世界に連絡が出来る。

則ち、離れていた家族と連絡が出来るということ。


俺は握りしめてボロボロになっている紙を見つめる。そこに描かれた、七桁の数字ーー


…14年前、学園に連れて行かれるときに貰った番号

ソレ以来だな。