その笑顔を見て"ドクン"と心臓が波を立て、抱きしめたい衝動に駆られた もちろん運転中なのでしませんが… 『うわぁ綺麗~』 夕暮れの海を見て、余りにも無邪気に、はしゃぐので 海沿いのコンビニに車を止めた 『はい紅茶でよかった?』 『ありがとうございます』 コンビニで買ってきた紅茶をカノジョに渡す 『きれ~い…海が太陽の光でオレンジ色になってる』 嬉しそうに海に瞳を向けるカノジョに、ふと話掛けた 『ねぇ、名前何ちゃん?』 今更ながら、一度も名前を聞いていない事に気付く