幼なじみは年の差7歳【完全版】



…まだお客さんが少なかったから、注文を終えて食事が届くまでそう時間は掛からなかった。

お互いハンバーグのセットを頼んだけど、ソースは別のを頼んだ。
だから二人とも相手のハンバーグに手を出して、時には食べさせ合ったり…。


まるで本当の恋人たちのように食事の時間を終えた。
食後のコーヒータイム。アイスコーヒーを飲む私に対して冬馬兄ちゃんはホットコーヒー。
それを飲む仕草も、冬馬兄ちゃんだと様になってる。


「あっ…」


…冬馬兄ちゃんに見とれていると、背後から小さな声がした。
冬馬兄ちゃんの視線がそちらに行き、私も声のした方を見た。


「………」


直後、「しまった」という感じで目を逸らす彼…良明くん。
良明くんの隣に居る女性が私と冬馬兄ちゃんを交互に見た後に笑った。