冬馬兄ちゃんは私を抱き締めたまま離れない。 だから私は、同じように強く冬馬兄ちゃんを抱き締めた。 「…私は大丈夫。ちゃんと進めるよ。 だから冬馬兄ちゃんも、仕事頑張って?」 …今はただ、冬馬兄ちゃんの隣に居よう。 離れるのはまだまだ先。 それまでにはきっと、お互い気持ちの整理がつくはず。 覚悟が、出来るはず。 「今は一緒に居よう。 離れてからも強く居られるように…強く生きていけるように」 今はただ、大好きな冬馬兄ちゃんの傍に…。