…でも。
なんかイヤだ。
“お前は俺のこと嫌いかもしれないけど、好きになってもらえるよう努力する。”
そう言われたから好きになったみたい。
だから…良明にそう思われるのがイヤだった。
少し前を歩く良明を見つめながらため息をつく。
多分私は、自分の気持ちを良明には言わない。
だから多分、付き合うとかそういう関係にはならない。
…他の男友達よりは話すけど、それ以上にはならない。
良明と私は今の関係のまま歩き続ける。
気持ちを押し殺し、もう一度小さなため息をついた。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…