だけどその後、良明は目を逸らす。 「…なぁ、お前さ…そういう顔すんなよ。 俺、その顔に弱い」 「へっ…?」 私の顔?どういう顔?それがよくわからなかった。 「…だぁかぁらー、泣きそうな顔すんなって。 お前のそんな顔見ると、昔を思い出す」 「あ…ごめん…」 私の泣きそうな顔を見ると昔を思い出すと言う良明。 私は、昔を捨てた。だけど良明は、私のそんな顔を見ると昔を思い出すんだ、きっと。 あの日ぶつかったことや、あの日私に言った言葉…。