一人呟いた彼の目に、炎に巻き込まれるメビウス1が見える。どうやら予め展開されていた魔法陣に引っかかったようだ。 「アンタみたいな良い女が硝煙の匂いをさせて、命を落とす。全く悲しい世の中だよな」 ナイフを握る力が抜けていく。 「安心してくれ。みんな待っているし、俺もすぐに追い掛ける」 もう一つのワイヤーが外れる。急降下を開始したドラゴンから振り落とされる。