兎心の宝箱2【短編集】


ドラゴンがメビウス2を振り落とそうと、激しく動きまわる。既に98式は残弾ゼロ、残るはフレアボムが2つと、27式が数発。メビウス2は、打つ手を無くしていた。

「まったく、固すぎだろ」

2つ打ち込んだワイヤーも一つは外れ、今は残りの一つと突き刺したコンバットナイフで辛うじて振り落とされないようにするのが精一杯の状況だ。

「すまない、隊長。勝てそうにないわ……」