兎心の宝箱2【短編集】


美香が小学生二年生になったあの日、僕は君に『絵を諦める』と告げた。

当時、僕の絵は全く持って売れず。

僕の収入など、少しの時間だけしていたバイト代のみで、殆ど無かった。