私のタイプど真ん中だった。 年上で 声がかっこよくて 筋肉がついてて その他諸々 全てがストライクだった。 『かっこいい〜!』 なんて黄色い声は 耳に入らないくらい 釘付けになっていた。 『おーい、美杏?』 目の前でひらひらと 手を振られ 漸く現実に戻った。 『どしたの、美杏?』 親友の美千(みち)が問う。 『いや、別に・・・ね』 教師に恋をしたなんて 言える筈もなく。 曖昧な返事をした。