「まどろっこしいのは苦手って言うか‥
もう言うことは決まってるから
単刀直入に言うけど‥
瑠楓‥‥もう一度俺と付き合ってくれないか?」


「――――‥‥」


「俺の気持ちは屋上で告白したあの日から変わらないんだ。
今さらって思うだろうけど、
俺は瑠楓以外愛せない。
お前以外心に入らない。
もう一度、俺を信じてもらえないだろうか。」


言葉以上に伝わってくれることを願って、瑠楓を真っ直ぐ見つめる。

お互い黙ったまま数分が過ぎる。

沈黙を破ったのは瑠楓。