瑠楓と別れたのは夏。

別れてから俺の心は
暗くて深い、光の届かない深海に
突き落とされたかのように
何も感じない毎日を送っていた。


自分から浮上しようともしなくて

他に光を求める訳でもなくて‥

今でも俺の光は瑠楓だから。


俺が落ち込んでようが、何してようが、時間は無情に過ぎる訳で、あっという間に卒業式を迎えた。