もう一度、君と

その日から会う度に体を重ねた。

もちろん瑠楓を愛していたから。

体を重ねることでお互いの愛情を確認するかのように。

でも俺は心のどこかで次第に瑠楓を自分の所有物のように思っていたのかな。

求めれば答えてくれる君の愛が当たり前だと思っていた。

君の瞳も 髪も 声も 体も
全て俺のもの。
当然 君の心も―