「えー、やんないとかもったいないな」 「あたしは やるより 見てるほうがいいの 野球とかやってる人、 憧れるっ」 「へぇー… じゃあさ、 もしよかったら…」 「おい!松永ーっ!」 「…なんだよ」 「女子が呼んでるぞっ。告白だな」 「何言ってんの、怒るよ」 松永は、ゴメンと小さく言って席を立った。 松永は入学式から、 モテてた。 一目惚れとか、 カッコいいとか。 あたしは信じたくなかったけど今までに何人も彼女がいたみたい。