そうすると、教室にはあたしだけになった。 ふと、窓の外を見る。 ここからは校庭が一望できる。 「やってるー♪」 窓を開けると、 野球部の掛け声が聞こえる。 気づくと、 あたしはアイツを探していた。 「いたいた♪」 あたしは さっさと教室そうじを終え、 定位置についた。 1番 ショート 松永裕太 あたしの好きな人。