「この前は、 ひどいこと言って、 ごめんなさい」 松永の視線は、 グラウンドの野球部のまま。 「でも…っ あたしは後悔なんてしてないからね?」 「あたし…」 「俺、」 松永があたしの言葉を遮った。 「俺、松葉杖なしで ちょっとは 歩けるようになった」 「今、 リハビリめっちゃ頑張ってる」