浩平と話していると新幹線の駅に着いた。
俺は携帯を耳と肩に挟みながら切符を買った。

「今からだと…7時にはそっちに着くから」
『分かった。じゃあ7時に新大阪、やな』
「うん。よろしく」
『じゃ、またあとでな』
「あとで」

電話を切ると早速改札口を通ってホームに立った。

このホームに立つと、引越しの前後のことを思い出していた----。