「ごめんな、優太」

会計を終えると店の端の方に居た優太のところに駆け寄った。

「大丈夫だよ。良いの見つかった?」
「おん、最高のが」
「なら良かったな」

優太はニコッと笑った。

「さ、翔太!お前は香奈枝ちゃんにそれ届けに行け!」
「悪いな、さんきゅ!」

俺は走って香奈枝の家の方へ走っていった。