俺が俯いていると、優太は頭を激しくかいた。

「あーーー!!もう!!」
「ゆう、た…?」
「お前いい加減にしろよ!いつまでうじうじしてんだよ!」

優太の声がでかくて、教室がシーンとなった。

「あぁ…みんなごめんな。翔太も、ごめん」
「優太…」
「もう、いいだろう?」
「…ありがとう。頑張るよ、俺」
「おう!」

優太は俺に抱きついてきた。

「キモイ…」
「知ってるー!」