次の日の朝、香奈枝は学校を休むと言った。
まぁ当たり前だよな。
そんなすぐに学校に行けるヤツなんて居ないと思うし。

「じゃあ香奈枝、行ってくるな」
「うん、行ってらっしゃい」

結局香奈枝は俺の家に泊まった。
昨日はあれからおばさんやおじさんが来て色々話した結果、とりあえず今日は病院に行こうということになった。

「またノートとか見せるからな」
「うん。ありがとう」
「じゃ」
「はぁい」

俺は香奈枝に手を振ると香奈枝も笑顔で手を振ってくれた。
とても幸せな気分に包まれつつも俺は心の中では桐谷への復讐を考えていた。