魔法のホウキ





…キーンコーンカーンコーン




8:15を告げる予令が校舎中に響く。




気付けば、あれから25分も保健室にいたみたいだった。




ちなみにそのうち23分は無言。


自分の消極さが手にとるように分かるわ。






桜井くんは辺りを片付けて立ち上がった。



「そろそろ出るか、…歩ける??」



「うん…」




まだドキドキがおさまらないまま、あたしは保健室をあとにした。