魔法のホウキ


いじめられてるわけじゃないのに、毎年こういう感覚に陥る。



あたしのネガティブってある意味すごいかも…。











テンションだだ下がりのあたしをよそに、進行はどんどん進んでいく。






「じゃぁ次、桜井くん」




「6.8」



かなり素っ気ない。
さっきのと別人みたいだよ…



……近寄りがたいなぁ。





しかし、そんなあたしをほっといて、女子は騒ぎ始めた。