ん~無いなぁ。 …うわ、あと5分しかないよ。 どーしよう…。 いよいよ冷や汗が出てきた時、誰かに声を掛けられた。 「…瀬良……さん??」 「は……………??」 そこには、“瀬良彩乃”と書かれた体育館履きが入った袋を持っている桜井くんがいた。